2011年4月16日土曜日

実印を無くしたら・・・

印鑑登録した印を実印というのですが

この実印は、何の役に立つか?というと
主に本人確認(意思確認)のために用いられる事が多いと思われます。


例えば、契約書には署名押印をすると思いますが
その場合、認印を押すよりも、実印&印鑑証明書を添付した方が
仮にトラブルが起きた時に、契約時の意思確認の面で有力な証拠となるわけです。

つまり、実印を押して、印鑑証明書を添付しているんだから
それくらい強い意思でこの契約書を作成したということですね。


それじゃ、実印を無くしてしまったら、どうすれば良いのか?
実印を勝手に使われたら、大変な事になるんじゃないのか?


その時に、どのような対処法があるのかというと
(あくまで私のアドバイスになりますが・・・)


まず、

1 警察に行って、実印を無くしてしまったことを相談して、遺失物として届出
2 新しく印鑑登録をやり直す

という方法です。


つまり、以前の印鑑登録(無くした実印の登録)を廃止して
新しい印鑑で、再度登録をやり直すことで、
以前の実印は、単なる認印になるという理屈です。


それならば、別に警察に届出なくても、新しく印鑑登録をすれば、
以前の実印は認印になりますので、充分のようにも思えますが


新しく印鑑登録をする前に、勝手に以前の実印を使用されて、
何かトラブルが起きた場合を想定すると

その時点で、失っていたという公の証明を取っておく方が、
面倒が少なくて済むと思いますので、私は、警察に届け出ることもお勧めします。


ただし、警察に届け出た後に、新しく印鑑登録をすることを忘れないでくださいね。

放ったらかしにしておくと、
権利の上に眠るものは保護されないという法の理屈が働き
トラブルが起きた時に、不利になる可能性もありますよ。

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